睡眠不足の原因となる意外な習慣とは

忙しくてなかなか睡眠時間が十分に取れない時にはもちろん、きちんと寝ているはずなのに何故か起きるとだるいなど、社会人で睡眠の質や時間に不満を抱く人は多いようです。でも短時間でもいわゆる「ぐっすり眠れた」と実感できる事もあり、実際には睡眠時間よりも睡眠の質が重要になってきます。睡眠に大きく関わるのがメラトニンというホルモンで、これが多く分泌されるほど人間はよく眠れて疲れが取れたと実感することができます。ですからできるだけメラトニンの分泌を妨げないような生活習慣を身に付けたいものです。メラトニンの分泌を妨げる行動でまず多いのが眠る前のお酒や、ちょっとした夜食が挙げられます。お酒は睡眠導入剤として良いように思う人も多いのですが、アルコールがきれる頃に必ず目が覚めてしまいます。また、寝る直前の食事は本来ならば体のケアに向けるはずだったエネルギーが胃腸での消化活動に集中してしまうために、翌朝起きても疲れが取れずになんだかだるく感じてしまう原因となってしまうのです。理想的なのは眠る3時間前までに飲食を終える事で、これはダイエットにも効果的な食事方法とされています。また、現代の特徴の一つが眠る直前までスマホなどをいじってしまうこと。スマホなどの機器から発せられる青い光は脳を活発化させ、メラトニンの分泌を阻害します。社会人ともなれば時間厳守は当たり前、眠る時間が取れないのであるならば残る手段は睡眠の質を上げるしかありません。これらのことに気をつけてより良い睡眠を取れるようにしましょう。朝の目覚めがいいだけで人間の気持ちはぐっと前向きになることができます。