就寝前のスマホは安眠の大敵

睡眠の質はとても大切です。睡眠が浅くて夜中に何度も目覚めてしまう人や、夢を見る頻度が高い人など、不眠に悩まされている人も多いのではないでしょうか。ほとんどの場合で原因はストレスにあるともいわれています。または、身体が異常に疲れている状態も睡眠に影響を及ぼしかねません。
最近注目を集めているのが、「スマホ脳」による睡眠不足です。今やほとんどの人がスマホを保有しているとされ、10代から60代まで幅広い年代でスマホを長時間利用しているともいわれています。スマホの画面からブルーライトの光が放出されているのはご存知だと思いますが、その光が実は睡眠不足に影響を与えているのです。ブルーライトの光は睡眠を促すホルモンとされる「メラノサイト」を抑制する働きがあり、メラノサイトの分泌を遅らせてしまうことが原因とされています。就寝前の1~2時間はスマホやパソコンなどの画面を見ないように、といった情報を耳にすることも多いでしょう。寝る直前まで画面を見ていると、脳が常に刺激を受け、神経伝達物質の一つであるドーパミンの量が増えてしまいます。もし過剰に分泌されてしまうと心身にさまざまな不調をきたしかねません。不安障害や統合失調症、興奮などの症状が起きてしまう可能性もあります。スマホが手放せないという依存症になってしまっては、睡眠不足の日々から抜け出せないかもしれません。そうなる前に、就寝時間の過ごし方も考えてみることをおすすめします。